サブコン銘柄が注目される3つの理由 👇
1️⃣ 大規模改修需要の到来 🏢
• バブル期前後のビル・マンションが築30年を迎え改修ラッシュ 📅 • 東京23区内のオフィス・大型施設の多くが築30年超え ⏰ • 東京ドーム、国際フォーラムなど大規模改修が話題に 🏟️
2️⃣ 高利益率の「直接受注」案件増加 💰
• デベロッパーから直接受注できるケースが多い 📝 • ゼネコンを通さない「中抜きなし」で利益率向上 📈
3️⃣ 業界の構造的な供給制約 👷♂️
• 深刻な人手不足で価格決定力が向上 💪 • 専門技術・資格が必要で参入障壁が高い 🔒 • 「2024年問題」で選別受注が可能に 🕒 • 製造業の国内回帰も追い風 🏭
注目のサブコン関連銘柄5選 ⭐
🔷 高砂熱学工業 (1969) 📊
• 株価：6,569円 • 半導体工場・データセンター向け空調技術に強み 🌡️ • ラピダス社の北海道千歳工場施工を担当 🏭 • 2027年3月期経常利益目標：300億円→400億円に上方修正 💹 • ROE15%目指す ✨
🔷 エクシオグループ (1951) 📡
• 株価：1,816円 • NTT系の通信インフラ施工大手 📱 • 14期連続増配継続中（20年連続減配なし）💸 • 配当利回り3%台の高配当 💯 • 「生成AI推進センター」でDX分野も強化 🤖
🔷 きんでん (1944) ⚡
• 株価：3,784円 • 関電系の電気設備工事大手 💡 • データセンター工事で業界トップクラスの実績 🥇 • 潤沢なネットキャッシュで株主還元強化 💰 • 2026年3月期営業利益：670億円(前期比9.9%増)📈
🔷 関電工 (1942) 🔌
• 株価：2,916円 • 東電系の電気設備工事会社 🔋 • データセンター・リニューアル工事が好調 🚀 • 中期営業利益目標：450億円→670億円に大幅上方修正 ⤴️ • 「発電する窓」など技術革新にも注力 🌞
🔷 守谷輸送機工業 (6226) 🔝
• 株価：3,165円 • 荷物用エレベーターで国内シェア約30% 📦 • 全国53箇所のサービス拠点で24時間365日対応 🛎️ • 2025年3月期：売上高194億円、経常利益42億円の最高益 🏆 • EC・物流施設需要の増加で追い風続く 📊
まとめ 🔍
不透明な市場環境でも「堅実な内需銘柄」として資金流入中！ 改修需要×人手不足×価格決定力の3本の矢で安定成長が期待できる有望セクター！🎯
サブコンとは？基礎知識 🔍
サブコン（サブコントラクター）とは、空調、電気、水回り、防災設備といった専門工事を請け負う建設会社のことです。
大手ゼネコン（総合建設業者）の下請けというイメージがありますが、実は専門性の高さから直接発注されるケースも多く、業界内での立ち位置は近年大きく変化しています。
サブコン銘柄が今注目される3つの理由 ⭐
1. 大規模改修需要の拡大 🏢
**バブル期前後（1980年代後半〜90年代前半）に建てられた多くの建物が築30年を超え、大規模改修期に突入しています。**特に東京23区内のオフィスや大型施設の多くがこのカテゴリーに該当します。
最近の例では：
- 東京ドームの大規模改修（約400億円規模）
- 東京国際フォーラムの設備更新工事
- 六本木ヒルズの機械設備更新
この改修需要の特徴は、デベロッパー（不動産開発業者）から直接受注できるケースが多いこと。ゼネコンを通さない「中抜きのない受注」により、利益率の向上が期待できるのです。
2. 人手不足による価格決定力の向上 💪
建設業界では深刻な人手不足が続いています。特にサブコン業界は専門技術や資格が必要な作業が多いため、工事を請け負える業者の数が限られています。
さらに「2024年問題」（建設業界における働き方改革による労働時間規制強化）により、2024年4月から建設業にも時間外労働の上限規制が適用されました。これにより業界全体の供給力がさらに制限され、選別受注が可能になっているのです。
💡 2024年問題とは：2024年4月から建設業に適用された時間外労働時間の上限規制（月45時間、年360時間）のこと。一部の特例で年720時間まで認められますが、従来のような長時間労働が制限されることで業界の供給力が低下しています。
3. 製造業の国内回帰トレンド 🏭
半導体や電気自動車関連を中心に、製造業が国内回帰へ向かっているトレンドも追い風となっています。経済安全保障の観点から重要技術の国内生産体制を強化する動きは、工場建設や設備投資の増加につながっています。
経済産業省の「サプライチェーン強靱化」支援策による国内投資も増加し、2023年度補正予算では約8,500億円が計上されました。
注目のサブコン関連銘柄5選 💎
1. 高砂熱学工業（1969） 🌡️
株価：6,569円（5月23日終値）
強み：半導体工場やデータセンター向けの高度な空調技術に強みを持つ業界最大手。全空調工事の3割近くを占める同分野では、循環風量を4割削減しながらクリーンルームの清浄度を従来レベルに保つ革新的な省エネシステムを手掛けています。
最近では、ラピダス社の北海道千歳工場において、極端紫外線（EUV）露光装置を置くクリーンルームの施工を担当。これは国産半導体製造の重要プロジェクトの一環です。
注目ポイント：
- 主力拠点「T-Base」での施工プロセス効率化
- 2027年3月期の経常利益目標を300億円→400億円へ上方修正
- **ROE15％**を目指す積極的な資本政策
- 米系投資会社が大株主に浮上し株主還元強化の可能性
2. エクシオグループ（1951） 📡
株価：1,816円（5月23日終値）
強み：NTTグループを主要顧客とし、情報通信設備の企画・開発から施工・運用・保守まで一貫サービスを提供。AIやDX関連の新規事業展開も積極的です。
業績：2025年3月期は売上高6,708億円、営業利益425億円と好調で、中期経営計画の売上高目標6,300億円を1年前倒しで達成。2026年3月期はさらに売上高7,100億円、営業利益470億円を見込んでいます。
注目ポイント：
- 「生成AI推進センター」新設によるDXソリューション強化
- NextGIGA（全国公立学校の学習用端末・ネットワーク更新）需要の取り込み
- 14期連続増配を継続中（2005年度から2025年3月期まで20年連続減配なし）
- 配当利回り3％台の高配当銘柄
3. きんでん（1944） ⚡
株価：3,784円（5月23日終値）
強み：関西電力系の電気設備工事大手。「エネルギー」「環境」「情報」を事業の三本柱とし、特にデータセンター建設では業界トップクラスの実績を持ちます。
財務体質：潤沢なネットキャッシュと健全な財務状況を背景に、株主還元を強化しています。政策保有株式の縮減による資本効率の向上も進めています。
業績見通し：2026年3月期の営業利益計画は前期比9.9%増（670億円）を見込む。大型の低採算案件がなくなることで粗利率の改善も期待されています。
最新情報として、2024年5月9日に発表された2024年3月期決算では、売上高が前期比9.2%増の6,884億円、営業利益は同3.3%増の609億円と堅調に推移しています。
4. 関電工（1942） 💡
株価：2,916円（5月23日終値）
強み：東京電力系の大手電気設備工事会社。配電線工事から屋内線工事まで幅広い事業ポートフォリオを持ち、特にデータセンターやリニューアル工事分野での受注拡大が業績を牽引しています。
受注状況：2025年3月期の単体受注高は前期比13％増の6,473億円と高水準を維持。電気工事の需要は案件が豊富な半面、供給力が限られており、当面は需給逼迫が続くと予想されます。
注目技術：YKKAPと共同で「発電する窓」の開発に取り組んでいます。ペロブスカイト型太陽電池を建材に組み込んだ画期的な商品で、既存ビルでも簡単に設置できる革新的なソリューションです。市場投入は2026年を予定。
業績目標：同社は2027年3月期までの中期経営計画の営業利益目標を450億円から670億円へと大幅に上方修正しています。
5. 守谷輸送機工業（6226） 🛗
株価：3,165円（5月23日終値）
強み：荷物用エレベーターというニッチな高付加価値領域に特化しており、約3割のシェアを誇ります。荷物用エレベーターは、冷凍・冷蔵倉庫での結露対策や大型荷物に耐える堅牢性など、乗用エレベーターよりも厳しい性能が求められる特殊製品です。
業績：2025年3月期は売上高194億円、経常利益42億円と過去最高を更新しました。売上構成は製造・販売が54%、保守・修理が46%という安定した収益構造です。
参入障壁：全国53箇所のサービス拠点と24時間365日対応体制は、後発企業にとって大きな参入障壁となっています。また、積載荷重10トンの特殊荷物用エレベーターなど、オーダーメイド対応による高い技術力も差別化要因です。
成長戦略：EC市場拡大による物流施設需要の増加や製造業の国内回帰を背景に、2027年3月期には売上高250億円を目指しています。
まとめ：投資家にとってのサブコン銘柄の魅力 💫
トランプ政権の関税リスクや世界経済の不透明感が市場を覆う中、サブコン株は「より堅実な内需銘柄」として投資資金の受け皿となりつつあります。
ないでしょう。
